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2009年9月 4日 (金)

国保料滞納に対する差し押さえの先は

今年は以前にも増して国保料の滞納による差し押さえの相談が増えています。

一番ひどいのは大阪市ですが。
またそれ以上に問題なのは、納付相談の中で必要以上に
「滞納分をどうにかしないと差し押さえしますよ」
という言葉を職員が乱発していること。

本来税金や国保料の滞納に対して差し押さえをするときは、法にのっとった手順・基準でやらなければいけないもので、そう軽々しく出してはいけない言葉のはず。実際に差し押さえに至った件数が少ないことを見てもそれは明らかです(大阪市HPに未収金対策に関する状況が出ています)。

ですが、保険料を払ってもらうためには一番効果があるからと「差し押さえ」という言葉を安易に使っているように思います。国保料が払えないという相談に来ているのに、そうした状況を聞かずに、なぜ差し押さえなどと軽々しく言えるのか?そうした「差し押さえ」という脅し文句を言うために、中には「もう区役所に相談に行きたくない」という人も出てきています。市民が拒否感を示すということは行政サービスを進める上で一番あってはならないことです。しかもそれが憲法25条にのっとった国民健康保険の制度の中で起きているのですから、本来と逆のことをすすめているとしか言いようがありません。

また、差し押さえについては職員によっては家も差し押さえるとまで言っています。仮にそれが実行された場合、この人のそのあとの生活はどうなるのか?預金だって一緒です。それを市に取り上げられたとして、どうやってその後生活するのか?そうしたことを考えず「いまたまっている保険料の滞納分を払ってくれればそれでいい」ことは、市民に長く、健康的に生活してもらうという広い観点そのものがないことの現れです。

国保をめぐる問題のほんの一部分での話です。ですが、行政として大事な点が欠落しているのではないか、その暴走が続けばもっと深刻な問題が出るのではないかと心配です。

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